Day3 北東北巡検

大巡検報告も半分まで来ました.この調子で書き進めていこうと思います!

↓↓↓三日目の内容↓↓↓

①尾去沢鉱山,環状列石(秋田県鹿角市),②鏡岩園地(岩手県久慈市)

三日目は午前中は秋田,午後は岩手という少し忙しいスケジュールとなりました.移動時間が長かったですが,私は移動中は寝ていたので気になりませんでした(笑)

それでは観察地別に見ていきましょう.


①尾去沢鉱山,環状列石

 尾去沢鉱山は秋田県鹿角市にある鉱山で,おおよそ1300年の歴史をもちます(708年に発見,1978年に閉山).江戸時代には金が採掘され,幕末から閉山までは採掘対象を銅に変えて稼働していました.この一帯の鉱床は約1200万年前に海底で形成された熱水性の鉱脈鉱床です.坑道内では泥岩中に走る銅鉱脈が観察できました.また,鉱山が稼働していた当時を再現した展示も見ることができました.薄暗い坑道内に突如として現れるマネキンたちに少しビビりました(笑).

見学後は地上で砂金取り体験!みんな貪欲に探してました.

 

 午前中二つ目の観察地点は同じく鹿角市内にある大湯環状列石.ここは縄文時代後期に作られた遺跡で,祭祀などに用いられたかあるいは集団墓地であったとされています.今年の7月にこの遺跡を含む北海道と北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録されました.

昼食は道の駅で食べ,あとはひたすら移動...


②鏡岩園地

 この地点には16時前に到着.ここではジュラ紀後期に付加した石灰岩からなる鏡岩や屏風岩を観察しました.高くそびえる露頭の美しさに感動し,この地層ができてから1億年以上経っているというダイナミックなタイムスケールにも感動しました!ちなみにサンゴ等の化石が見つかるかと思って観察していましたが,まったく見つかりませんでした...

↑鏡岩園地付近のルートマップ


観察を終了して本日の宿泊地へ移動.18時前くらいに久慈市街に到着して三日目は終了しました.土地も時代も異なる3地点を観察した,充実した1日でした!満足です.


以上!次回もお楽しみに!


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